東村山タウンマネジメント株式会社とは
「東村山タウンマネジメント株式会社」は、東村山市・ENEOS株式会社・アジア航測株式会社の出資により設立された株式会社です。
東村山タウンマネジメント株式会社は、平成元年に東村山市が公募した「民間事業者提案制度」に、ENEOS株式会社・アジア航測株式会社より提案された「電力調達の効率化により、当該効果を地域課題へ投資する提案」をきっかけに生まれました。
この取り組みは、民間事業者からの提案をきっかけに、行政と民間事業者のオープンイノベーションで生み出された全国初の仕組みです。異なる強みを持つ3社が手を組み、 新規事業を作りだし、課題解決を実現することを目的としています。
東村山市とENEOS株式会社・アジア航測株式会社は、東村山タウンマネジメント株式会社として連携し、民間事業者のノウハウを活用しながら、東村山市のまちづくりのための事業を展開していきます。
(「民間事業者提案制度」とは、民間事業者の主体的な発意によって市民サービスの質や満足度などを向上させるための事業等の提案を公募で受け付け、協議が整った場合は、提案者を実施者として事業化する仕組みです。
https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/shisei/keikaku/bunya/shisei/ppp/minkanteian/mintei.html)
東村山タウンマネジメントの設立目的
定款に定められた東村山タウンマネジメント株式会社の設立目的は、以下の通りです。
- 東村山市の電力調達等の事務に関する事業
- 東村山市における公共施設等の維持管理に関する事業
- 東村山市における災害時のレジリエンス強化に関する事業
- 東村山市における低炭素社会実現に関する事業
- 東村山市におけるSDGsの取り組み促進に関する事業
- 東村山市のまちづくりに関連する事業
- その他
主な事業内容
東村山市では、各施設の電気調達事務等を、施設ごと、所管ごとに行っていましたが、膨大な数の調達や支払いにかかる事務負担や入札不調などの不安定さなどが大きな課題となっていました。また、各施設における電気などのエネルギーや設備については、施設の老朽化や環境問題などへ今後対応するため、統括的・効率的なエネルギーの管理が求められており、各所管での管理ではそれが難しい状況でした。
東村山タウンマネジメント株式会社は、電気の調達から支払いまでの手続きをとりまとめ、代行することにより、これらの問題を解決しています。


電気料金の支払代行業務の効果
東村山タウンマネジメント株式会社は、東村山市の公共施設全体の電気料金支払業務を代行しています。これにより、市にも様々な効果があります。
1.電気料金の削減
市から東村山タウンマネジメント株式会社に支払われた代行手数料は、東村山市の課題解決や持続可能で良質な市民サービスの提供を実現する事業に活用されます。
2.事務負担の軽減
施設ごと、所管ごとに行ってきた各施設の電気料の支払事務を、東村山タウンマネジメント株式会社が一括してとりまとめ、代行することで、膨大な数の支払伝票処理の事務負担を軽減が実現しました。
3.安定した電力供給の実現
社会状況に左右されやすい電力供給ですが、電気小売事業者であるENEOS株式会社が共同出資者としていることで、安定した電力供給と包括的なエネルギー管理が可能となりました。

会社概要
会社名 | 東村山タウンマネジメント株式会社 |
代表取締役 | 清水 信幸 |
設立日 | 2020年4月1日 |
資本金 | 75万円 |
所在地 | 東京都東村山市本町1丁目2番地3 |